教育

2023年度

侯 乃禎
後期西田幾多郎の宗教論における自己と絶対者の関係
猪ノ原 次郎
西田幾多郎の自覚の哲学-知識論と行為論におけるその展開-
本間 宗一郎
考慮の前提である余地と決定論の両立性

2022年度

西本 優樹
企業倫理における企業の道徳的責任の問題
―推論主義に基づく企業の道徳的行為者性の検討―

2023年度

高橋 勇真
プロティノスにおける質料について
―悪そのものとしての質料と一元論との調和をめぐって―
鈴木 潤
古典命題線形論理における証明論と意味論の相互作用
梅村 渉
分散知識認識論理のクレイグ補間定理
室井 沙月
帰納の実質理論の批判的検討
劉 偲卓
“Proof Theory of Public Annonucement Logic (公開告知論理の証明論)”
安保 広睦
ヘーゲル論理学における「物自体」概念の深化
──カント哲学の根本問題への応答──
渡邉 裕人
音楽を聴く経験に関する現象学的分析
―シュッツ音楽論に対するエナクティブ・アプローチの導入―
コウ 婉セン
リバタリアニズムはエゴイズムなのか
吉澤 日芙美
滑り坂論法の分析と医療倫理における無危害原則の捉えなおし
―厚生労働省ガイドラインを批判するために―
大谷 貫太郎
メタ倫理学を中心とした進化論的暴露論証の射程と問題圏の検討
徐 晨倚
運と功績:DworkinとCohenの運の平等主義理論への批判的分析

2022年度

野村 拓矢
アフロディシアスのアレクサンドロスにおける理想的生
春日井 敬介
古典論理に対して部分的に保存拡大となる直観主義論理の拡張と、原子論理式に対する排中律の関係
林 成彦
消えるものと現れるもの ―『論理学研究』における自我と本質の関係について
清水 颯
カントの徳理論における感情の役割とその位置づけ
バージェス 里紗 チアキ
多様なニーズへの対応
―ニーズの分析概念としてインターセクショナリティを用いることの意義について―

2021年度

稲荷森 輝一
自由意志の実験哲学とその哲学的含意
―両立論・非両立論の直観的正当化について―
何 小雨
情報における疎外と監視資本主義
豊岡 正庸
直観主義論理と古典論理の組み合わせ体系の探求とダメット的意味の理論の検討
中野 泰成
中期西田哲学における「場所の論理」の考察
廣岡 拓也
ドゥルーズにおけるスピノザ主義
―ドゥルーズの哲学における「一つの生」とその思想形成―
宮﨑 勝正
遊び手の経験に基づく哲学的遊戯分析
吉村 佳樹
行為契約主義に対する原理契約主義の優位性
―制約の正当化に着目して―

2020年度

坂井 優介
ウォーフによる言語相対論の批判的検討
小長井 亮佑
アドルノにおける言語および概念批判の再構成の試み
―開かれた経験の回復を目指して―
田村 萌衣
J. バトラーにおけるジェンダー・カテゴリー再考
廣瀬 光一郎
どうして他者がいることを知っているのか
―フッサールの「原自我」論を手がかりに―
三浦 悠平
ヘルダーリン詩学におけるテロスと方法論
―「ポエジーにおける生きいきとしたもの」の表現可能性をめぐって―

2023年度

  • 思考実験を用いる哲学方法論における直観の再解釈と活用
  • 発達的視座を組み込んだ信頼のモデルの試み
  • 自己知と徳認識論
  • 認識的不正義に抵抗する
    -対症療法の価値再考とトラウマ研究の応用-
  • 道に至るプロセスについて
    ー荘子を解釈するー
  • PROLOGに見る帰納と演繹の接点
  • デフレ主義と公理的真理理論
  • 『存在と時間』における非本来性の再検討
    ―頽落の動的性格と〈ひと〉の支配―
  • ピクトグラムの特殊性は現象学的観点からいかに説明できるか
  • フーコーの視点から考える監視研究
    —ウイグルにおける監視制度を事例に
  • 中期フーコーの権力分析とその変容の検討
  • ルソーの追い求めた幸福
    —社会と孤独—
  • タバコ規制は優生学的か
    ―個人と国家―
  • バーナード・ウィリアムズの道徳批判
    ~トマス・ネーゲルの道徳擁護との比較~
  • 「理性の事実」と実践的熟慮
  • ニーチェの自然主義的解釈とその意義
    ~「道徳の系譜学」より

2022年度

  • 若きショーペンハウアー研究の成果と限界について
  • プリーストによるマイノング主義擁護の検討
  • 反省的判断力を介した自然美の形式的合目的性
  • カント自由論の源泉への接近
    ―二世界論に関する考察―
  • ケイパビリティ達成のための効果的利他主義
  • 初期Hare指令主義における道徳文の真理性について
    ―普遍的指令を遂行するための適切性条件の検討―

2021年度

  • シュレーダー=フレチェットのリスク論と社会的公正
  • バシュラールの想像力の現象学と水の夢想
  • ベネターの快楽と苦痛の非対称性理解に対するブーニン及びマグヌソンの批判の検討
  • コミュニケーションとしての音楽
    ―現象学的身体論からのアプローチ―
  • ヘーゲルにおける「物自体」概念の深化
    ―カント哲学の根本問題への応答―
  • 被害者実名報道をめぐる報道倫理とプライバシー権の問題
    ―京アニ事件を中心に―
  • 抵抗する「使用」
    ―セルトーの<散種> ミシェル・ド・セルトー『日常生活の創発性』をめぐって
  • 条件文はどのように信念として受け入れられるか?
  • 確証のパラドクスの批判的分析
  • ストリートの進化論的暴露論証その回避について
    ―追跡説の擁護可能性の検討―
  • 『ドイツ国民に告ぐ』における「祖国愛」と「自由」概念はいかにして両立するのか
  • 〈身振り〉の地平へ
    ―ジョルジョ・アガンベンにおけるgesto概念―

2020年度

  • 現代社会における「人格」という紐帯の可能性
    ―デュルケーム思想の検討―
  • 型の機能からみたCurry-Howard同型の技術的・概念的背景について
  • 「差異」の承認
    ―「上から」多様性を提唱することの問題点―
  • ムーア文と公開告知行為の連関
  • 純粋経験を「知る」ことは如何にして可能か
    ―西田幾多郎の純粋経験論についての一考察―
  • 〈自己愛〉と〈正義〉の相克
    ―ロールズの正義論から見たルソーの社会論―
  • 〈生命〉と〈笑い〉
    ―ベルクソン『笑い』が見ないもの―
  • 行為記述と非難
    ―「嘘」の二面性と非難用語としての再定義―
  • 人生の無意味さを前提とした人生の意味の哲学の構築の必要性について
  • 工場とは何か
    ―カール・マルクス『哲学の貧困』第2章第2節「機械と分業」論研究―
  • アリストテレスにおける「観想に似るもの」としての実践

大学院生名簿

博士課程

D3年
猪ノ原 次郎
西田幾多郎の形而上学の研究
D3年
本間 宗一郎
自由意志と決定論の両立問題
D3年
林 大智
構成的理論に関する証明論的研究
D3年
木村 禎
臨床倫理に携わる看護職に求められるコンピテンシーに関する研究
D3年
侯 乃禎
自己と絶対者──西田幾多郎・田辺元・キルケゴールの自己論・宗教論について
D2年
稲荷森 輝一
自由意志論における多元論的理論の構築
D2年
金 雲龍
進化生物学的観点から見た神聖さと徳倫理学についての研究
D2年
豊岡 正庸
否定概念に着目した異なる論理の共存の証明論的研究
D2年
長坂 祥悟
メーヌ・ド・ビランにおける反省的諸観念の研究
D2年
宮﨑 勝正
哲学的遊戯論における〈遊び〉概念分析──H.-G.ガダマーの遊戯論を中心に
D2年
吉村 佳樹
契約主義と数/リスクの問題
D1年
清水 颯
感情の観点からみたカントの徳理論の再構成
D1年
林 成彦
理念的に普遍的な対象を捕捉するものとしての直観に対する現象学的研究

修士課程

M2年
コウ 婉セン
合理的エゴイズムの問題について
M2年
呉 坤鍵
フッサール現象学における知覚・時間・自我
M2年
鈴木 潤
計算の証明論的研究
M2年
高橋 勇真
近代日本における新プラトン主義の受容
M2年
吉澤 日芙美
治療停止や差し控えに関する倫理的問題
M2年
安保 広睦
「物自体」概念の変遷について、カントからヘーゲル、フッサールまで
M2年
梅村 渉
時間に相対化した義務概念の論理学的研究
M2年
大谷 貫太郎
進化メタ倫理学研究
M2年
小松 貴海
フィヒテにおける知識学の理念と政治哲学的思想
M2年
酒井 絵里
教育と哲学的認識論の関係性についての研究
M2年
汐田 優里
意識のハードプロブレムの研究
M2年
徐 晨倚
平等主義研究
M2年
室井 沙月
科学的文脈における帰納論理の研究
M2年
劉 偲卓
時間論理の証明論研究
M2年
渡邉 裕人
音楽経験の現象学──A・シュッツの音楽論を中心に
M1年
大山 和依
遷延性意識障害患者に対する終末期医療に伴う倫理問題について
M1年
駒田 珠希
道徳的言明における真理性と言語行為論的適切性の関係について
M1年
田村 南人
田辺元の死の哲学について
M1年
味田 結花
『純粋理性批判』にもとづくカントの自由論の検討
M1年
李 宗漢
「人生の意味」についての分析哲学的研究